不動産屋のチラシを信じてはいけない理由

「このマンションを買いたい人がいます」という不動産チラシ。

ポストへ投函されるいわゆる投込みチラシですが、これを信用できないと考える人が少なくありません。

それは正しい認識でしょうか。

チラシの裏側を見てみましょう。

■投込みチラシとは?

不動産会社の社員が自ら営業テリトリー内のマンションへ投函するか、ポスティング業者へ依頼するかのほぼ二択です。

前者はかなり限定されたピンポイント狙い、後者は比較的広い範囲のマンションを狙う場合が多いです。

いずれの場合も人件費とチラシの印刷コストがかかります。

チラシを投函される方にしてみればゴミでしかありませんが、投込む側にしてみればお金を投込んでいるようなものです。

無駄な場所に撒かないように神経を使っています。

どこでも構わずに投込んでいる訳ではありません。

■本当に探しているか?

コストがかかっているのですから、本当にそのマンション限定で探しているというお客さんがいる場合には、これでもかとしつこいくらいに投込みます。

人というのは不思議な生き物で、最初は怪しげに見ていた投込みチラシでも繰り返し目にすることでは信用しやすくなるのです。

繰り返ししつこく投げ込まれる場合には、本当に探している人がいる可能性があります。

■探している人がいない場合

しかし、繰り返し投込まれている場合でも、探している人がいない(ウソ)の場合もあります

それは人気物件の場合に多いです。

人気の高いマンションならすぐに売れるのですから、何戸でも売却物件が欲しいのは営業会社であれば当然でしょう。

そういう物件の場合は、売りが出るのを待っている人もいるので、物件を市場に出してすぐに決まることがあります。

結果的にウソがマコトになるというところでしょうか。

また、人気物件の場合には、たくさんの不動産会社から毎日のようにチラシが入ります。

ある意味では、チラシの数が自分のマンションの人気度を知るバロメーターにもなるのです。

絶対に注意が必要なチラシ

上述のように信じたり参考にしても良いチラシも時々あるのですが、絶対に注意しなければならないチラシもあります。

■注意した方が良いチラシ

注意したいのは離婚・借金・相続の直後に『偶然』のように投込まれたチラシ。

これらは不動産を売却するタイミングとしては特殊といえますが、売主にとっては強い売却動機があります。

処分するような価格でも売却に踏み切ることも少なくないので、不動産会社にしてみれば楽な取引とも言えます。

それ自体は売る側の事情でもあるので問題はありません。

問題となるのは本当に『偶然』かどうかです。

偶然を装った投込みの場合、個人情報やプライバシーが流出して、不動産会社が手元に入手しているということでもあります。

特に離婚や借金については個人情報やプライバシーの漏洩となるのでとても気になるところです。

相続の場合には登記されるために誰でも登記簿を閲覧できるので、情報が漏れること自体はあまり心配いりません。

とはいえ、謄本取得にも費用がかかるのですから手当たり次第に謄本を上げる不動産業者等存在しません。

名簿業者等から情報を購入した可能性が高く、その不動産会社は個人情報の取得方法に問題があるということになります。

もちろん、抜け道やグレーゾーンもあるので大きな問題とは言えないかもしれません。

しかし、そういう営業手法を行う不動産会社とは真に信頼できるかどうか疑問です。

困った事に、大手グループや銀行家の子会社などでもこういった手法を行う不動産会社が存在します。

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