マンションに住んだまま売るメリット

マンションを売却する時、多くの場合は、今のマンションに住んだままの状態で売りに出して、売却が決まってから次の住む場所を探して引っ越すという順番になります。

当然メリットは、住宅ローンや家賃の二重払いを回避してできるだけコストを抑えられることです。

しかしマンションに住んだまま売る場合には、メリットとデメリットの両方があり、ちょっとしたコツを知らないがために売却が決まらないとか安くなってしまうなどということがありますので注意が必要です。

やはりマンションに住んだまま売却することは意外に難しいです。

しかし、ほんの少しの点だけ気をつけることで、思いもよらないほどスムーズに売却できてしまうこともあります。

マンションに住んだまま売却しようと考えている人は、ちょっとした基本知識とコツを知るだけで大きく結果が変わりますので、ぜひ参考にして下さい。

まず、マンションに住んだまま売る場合のメリットを確認していきましょう。

■メリット1 住んでいる者の強み

不動産会社の売却担当がとても優秀な営業マンだったとしても、所有者がそのマンションに長年住んだ経験で知り得た『経験知』には足元にも及びません。

各種法律や取引条件等についてはともかく、交通や買い物の利便性やちょっとしたお得情報、近所のおすすめスポットなど住み心地については、住人ならではのアピールポイントがあるものです。

そして、担当者は内見のお客さんが来ることになっても同席しないこともあります。

特に他の会社の営業マンがお客さんを連れてくる場合には、むしろ同席しない方が多いでしょう。

その場合、他の会社の営業マンが物件について『経験知』を持っているとも思えません。

所有者だからこそ『経験知』から自信を持ってアピールすることができます。

■メリット2 自作モデルルーム

空室で売り出した場合、内見客はがらんとした空家を見ることになります。

おおむね殺風景で冷たい感じがします。

家具を置いていないために、住んだ時のイメージを持ちにくいと感じる人も多いです。

そこで、住んでいるからこそできるメリットがあります。

それは、手持ちの家具をうまく配置して「自作モデルルーム」を作成することです。

ちなみに、新築マンションのモデルルームでは、見た目を重視するために普通のご家庭なら生活できないくらいにモノが少なくなっています。

転居のための不要品の処分も前倒して、家の中をスッキリさせた上でモデルルーム配置を実行すると効果的です。

こうしたことから最も優秀な営業マンとは現住の所有者自身ということが分かります。

住んだまま売るデメリット

■デメリット1 裸になれない

「裸」とは本当に全裸になるのではなく、もちろん例えです。

現住の物件では、プライバシー満載の夫婦の寝室やアレコレと詰め込んだ収納の中などを他人様に見せたくないために、内見客へ公開を制限してしまう売主が実に多いです。

心情としてはよく分かるのですが、内見客は所有者の生活や荷物を覗きたいのではなく、居室の造りや収納の広さを見たいのです。

思い切って裸になったつもりで、全てをさらけ出しましょう。

■デメリット2 残念ながら遠慮は日本人の美徳

前述したように「心情としてはよく分かる」ために、内見客の方でも、色々と見たいところがあっても遠慮して言い出さないケースも結構あります。

常識的な人ほどこの傾向が強く、そういう人ほど取引相手としては割と安心なので皮肉なものです。

内見客が物件の外に出たところで、どういう会話があるでしょうか。

内見したご夫婦は「寝室や収納の中も見たかった」等の話をし、営業マンは「購入候補になったら再内見しましょう」と言って次の物件に移動します。

次の物件に着いた瞬間に頭の中が切り替わり、「再内見」の話は消え去ってしまいます。

もちろん購入候補に残ることはあまりありません。

このように居住中の売却についてはプライバシーが大きな壁の一つです。

居住している以上は完全に消し去ることは不可能ですが、できるだけパブリックな雰囲気作りを心掛けると良いでしょう。

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